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Q12
仮説思考という思考方法は数年前までは、一般的ではなかったが、現在のビジネス界においては非常に重要な考え方である。その仮説思考に関する考え方として明らかに誤りのある記述を一つ選んでください。
A.仮説思考というのはあるプロジェクトに対し、ある仮説を提示し、それが正しいと証明をあと付けいていく思考方法である。
B.仮説思考法は積み上げ方式であり、短期間に結論が出るというメリットを持つ。
C.プロジェクトの実行計画や仕事の段取りを立てる時これを作業項目の積み上げでおこなうのではなく、終了すべき時期、成果物、費用、人などを仮に決めてみてそれから逆算して計画を立ててみる、これは仮説思考の実践例であるといえる。
D.家族との対応で、なかなか意図がわかってもらえない時にもっと簡単に言えないか、相手は何をもとめているのか、それを仮説で考えてみる、これは仮説思考の実践例であると言える。
E.仮説思考で重要なことの一つとして、はじめの仮説を立てるときに、十分なリサーチをして問題に関する知識を高めておくということがある。
【回答】
A.仮説思考というのはあるプロジェクトに対し、ある仮説を提示し、それが正しいと証明をあと付けいていく思考方法である。
不正解です。

(解説)
仮説思考の実践順序としては、次のようになります。まず課題を解決する課題を分析し、展開します。そしてその課題の解決策として仮説を設定し、それを検証し、証明していくというものです。

B.仮説思考法は積み上げ方式であり、短期間に結論が出るというメリットを持つ。
不正解です。

(解説)
仮説思考の実践順序としては、次のようになります。まず課題を解決する課題を分析し、展開します。そしてその課題の解決策として仮説を設定し、それを検証し、証明していくというものです。 従って、通常の目の前の問題を一つ一つ解決していく手法に比べ、短期間で結論にたどり着くことができます。

C.プロジェクトの実行計画や仕事の段取りを立てる時これを作業項目の積み上げでおこなうのではなく、終了すべき時期、成果物、費用、人などを仮に決めてみてそれから逆算して計画を立ててみる、これは仮説思考の実践例であるといえる。
不正解です。

(解説)
仮説思考の実践順序としては、次のようになります。まず課題を解決する課題を分析し、展開します。そしてその課題の解決策として仮説を設定し、それを検証し、証明していくというものです。

D.家族との対応で、なかなか意図がわかってもらえない時にもっと簡単に言えないか、相手は何をもとめているのか、それを仮説で考えてみる、これは仮説思考の実践例であると言える。
不正解です。

(解説)
仮説思考の実践順序としては、次のようになります。まず課題を解決する課題を分析し、展開します。そしてその課題の解決策として仮説を設定し、それを検証し、証明していくというものです。

E.仮説思考で重要なことの一つとして、はじめの仮説を立てるときに、十分なリサーチをして問題に関する知識を高めておくということがある。
正解です。

(解説)
この文章には誤りがあります。仮説思考はこの逆であり、はじめに立てる仮説は最低限の情報のみで立てます。それから、徐々に必要な情報を集めて仮説の整合性を証明していくというものです。"
   

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