A.「社会階層・ライフスタイル・性格」といった指標は心理的変数である。 |
不正解です。
(解説)
心理的変数というのは、年齢が同じなど人口統計的には同一の集団に属する人であっても、社会階層、ライフスタイル(生活様式)、性格などの心理的変数によると、異なる集団に属する場合にそれらを細分化する変数のことをいう。 |
B.セグメンテーションを有効に実行するための1つの条件として測定可能性を考える必要がある。 |
不正解です。
(解説)
せっかく、有効なセグメンテーションの方法を考えたとしても、その軸が測定できなくては意味がありません。そういった意味では、測定可能性を考える必要がある。 |
C.セグメンテーションというのは市場を一定の基準に従って細分化することを言う。 |
不正解です。
(解説)
セグメンテーションというのは、市場を一定の基準に従って、同質と考えられる小集団に細分化することを言います。従ってこの選択肢は正しいということになります。 |
D.年齢や年収などは、セグメンテーションの基準の軸になりうる。 |
不正解です。
(解説)
セグメンテーションの軸になりうる変数には次の4つの条件がありました。@ 測定可能性、A 実質性、B 到達可能性、C 実行可能性です。年齢や年収といった変数はこのどれもを満たしているのでセグメンテーションの基準の軸には十分になりえます。 |
E.セグメンテーションの軸はいろいろあるが、各々のセグメンテーションによって違う結果が得られるので、一つではなく、複数のセグメントマトリックスを作るべきである。 |
正解です。
(解説)
この文章は間違っています。セグメンテーションの軸は、市場規模、自社の強み、製品のライフサイクル、参入障壁、競合他社の戦略などを考慮した上で、自社に最も魅力的なセグメントを標的市場として選ぶための基準となるものです。従って、複数のセグメンテーションを選ぶよりはしっかりと分析して有効なセグメンテーションマトリックスを一つ作るほうが戦略的だといえます。 |