A.外部報告向けに正確な実態を伝えることを目的とした会計を財務会計と言う。 |
不正解です。
(解説)
財務会計というのは株主、債権者、取引先、従業員等の外部利害関係者に対し、経営の実績を正確に報告することを目的とした会計のことを言います。したがって、株主総会により承認されます。 |
B.将来の経営活動に活かすために、企業内部で活用することを目的とした会計を管理会計という。 |
不正解です。
(解説)
管理会計というのは、企業内部の経営管理に携わる関係者に対し、経営意思決定に役立つ情報を提供し、経営に役立てることを目的とした会計のことをさします。具体的には、事業戦略の立案や商品・サービスの見直し、利益計画、業績評価などに利用することになります。 |
C.外部報告向けに作成される会計書類の中で、決算日時点の財産状態が記載してある書類のことを貸借対照表という。 |
不正解です。
(解説)
貸借対照表は、財務諸表の一つです。財務諸表は、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の3種類からなります。決算日時点の財産状態を表しています。 |
D.外部報告向けに作成される会計書類の中で、企業の1年間の経営成績を表わしている書類を損益計算書という。 |
不正解です。
(解説)
損益計算書は、財務諸表の一つです。財務諸表は、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の3種類からなります。1年間の企業の経営成績を表しています。 |
E.グローバル化と競争の波に打ち勝つために、現代では管理会計と比べて、財務会計の役割の方が強く求められている。 |
正解です。
(解説)
この文章には誤りがあります。現代において、正確な報告を主とした財務会計はもちろんのこと、グローバル化と競争の波に打ち勝って、より筋肉質で効率の良い事業運営をしていくための「管理会計」の役割が強く求められています。 |