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Q36
貸借対照表に関する次の5つの記述として正しいものを1つ選んでください。
A.貸借対照表の書き方には原則があって、各項目で期限の短いものほど上に書いていかなければならない。
B.資産は資本から負債の額を引いたものに等しい。
C.負債は流動負債と固定負債に分類されるが、銀行からの融資は全て流動負債に分類される。
D.貸借対照表の左側の現すものは企業価値に等しい。
E.貸借対照表の右側は資金の運用状況を表している。
【回答】
A.貸借対照表の書き方には原則があって、各項目で期限の短いものほど上に書いていかなければならない。
正解です。

(解説)
財務諸表には書き方に共通の決まりごとがあります。それは、期限の早いものから上に書かなければならないということです。従って、例えば、流動負債はかならず固定負債の上側に来ます。

B.資産は資本から負債の額を引いたものに等しい。
不正解です。

(解説)
この文章には誤りがあります。この選択肢を選んでしまった人は、資本と資産の区別が把握できていません。資産は資本と負債の合計ですので、資産=資本+負債という関係式があります。

C.負債は流動負債と固定負債に分類されるが、銀行からの融資は全て流動負債に分類される。
不正解です。

(解説)
この文章には誤りがあります。流動負債の定義をしっかり把握しておきましょう。流動負債というのは「一年以内に返済しなければならない負債」のことです。従って、もし銀行から10年返済で借りている場合はこの負債は固定負債であるといえます。

D.貸借対照表の左側の現すものは企業価値に等しい。
不正解です。

(解説)
この文章には誤りがあります。貸借対照表の左側は資産を表しています。従って、企業価値というよりは、資金の運用状態を表しているといえます。

E.貸借対照表の右側は資金の運用状況を表している。
不正解です。

(解説)
この文章には誤りがあります。貸借対照用の右側は資本と負債の合計を表します。従って、資金の運用状態ではなく、全く逆の資金の調達源泉を表します。
   

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