A.事業ドメインを定義する軸は、顧客ターゲット、顧客ニーズ、そして資産規模の3つである。 |
不正解です。
(解説)
この文章は間違っています。事業ドメインを決定するということは、企業の事業活動の範囲を決定することです。そして、事業ドメインを定義する軸は、@顧客ターゲット(顧客は誰なのか)A顧客ニーズ(顧客のどんなニーズに向けて提供するのか)B独自技術(どのような技術を使うのか)の3つです。 |
B.事業ドメインを決める際は、製品や自社の技術に基づいた事業を定義するべきである。 |
不正解です。
(解説)
この文章は間違っています。事業ドメインを決める際は、将来の事業が広がるような事業を定義するべきであるといわれています。ありがちなのは製品に基づく事業定義ですが、市場に基づく事業定義のほうが優れています。なぜなら製品は変化するけど市場の基本ニーズや顧客グループは永続するからです。 |
C.コア・コンピタンスとは、「販売力の源泉の中核となる資源」のことである。 |
不正解です。
(解説)
この文章は間違っています。コア・コンピタンスとは、「競争力の源泉の中核となる資源」であり、他社の真似ができないコア・コンピタンスを中心にして、事業展開を図っていくことが重要だといわれています。 |
D.これから作ろうとする資源から、コア・コンピタンスを選択することが、コア・コンピタンスを獲得する上で、重要となる。 |
不正解です。
(解説)
この文章は間違っています。コア・コンピタンスを獲得する上で重要なポイントとして、5つのポイントがありますが、「これから作ろうとする資源から、コア・コンピタンスを選択する」のではなくて、「既に持っている資源から、コア・コンピタンスを獲得する」ことが一つの重要なポイントであると言えます。 |
E.コア・コンピタンスは企業が多角化する際に、役に立つ。 |
正解です。
(解説)
コア・コンピタンスを無視して、多角化を行うことは、単なる思い付きでの事業展開が多く、成果が出せないまま無駄な事業への投資となりえます。従って、この文章は正しいということになります。 |