A.財務分析とは財務諸表を用いる分析のことです。 |
不正解です。
(解説)
財務諸表を用いて会社の現状を分析していこうという企業分析手法を財務分析といいます。 |
B.その分析の観点は3つあります。収益獲得能力に関する分析、支払能力に関する分析、そして生産性です。 |
不正解です。
(解説)
分析の分類は主に、収益性、安全性、生産性という言葉で表現されます。それで、これを誤りだと思った人がいるかもしれません。しかし、言い方は一通りではなく、収益性のことを収益獲得能力、安全性のことを支払能力とも言います。言葉よりも内容で覚えましょう。 |
C.これらの中で、株主にとって最も大切な分析は生産性に関する分析です。 |
不正解です。
(解説)
財務分析はその見る人によって必要な情報が変わってきます。例えば、株主の場合は、何よりも収益性を重視し、融資を依頼された銀行はその企業の安全性について徹底的に分析をします。従って、株主が最も重視するのは、収益性(収益獲得能力)です。 |
D.そして、銀行は当然支払能力に関する分析を最も重視します。 |
正解です。
(解説)
財務分析はその見る人によって必要な情報が変わってきます。例えば、株主の場合は、何よりも収益性を重視し、融資を依頼された銀行はその企業の安全性について徹底的に分析をします。 |
E.しかし、企業は客観性を増す目的で必ず財務的な情報のみから分析を行うため、財務分析から分かる情報には限りがあるのです。 |
正解です。
(解説)
この文章には誤りがあります。財務分析は財務諸表を用いる分析ですが、これによりいったい何が分かるんだ、という人がいます。もちろんこの情報だけではあまり深くは分かりません。ですから、非財務的な情報も加味して分析を行うことが、財務分析のポイントであるといえます。 |