| A.新製品の特性に適合したプロモーションについて報告した。そこで、あなたは、ラジオ、新聞、雑誌などのマスメディアの他、屋外広告、ダイレクトメール、インターネットといった媒体を精査した。 |
| 不正解です。
（解説)
このケースは｢もれあり、ダブりなし」のケースです。広告媒体を例中の6種類としていますが、ほかにも交通広告やPOP広告といった「もれ」がたくさんあります。これを防ぐためには、例えば媒体の特性でカテゴリー化していくのが効果的であるといえます。 |
| B.東京都中央区のコピー機販売会社X社、自社の中央区における営業部隊のエリア配置を計画した。中央区をエリア別に分けた部隊と、顧客別に漏れなく区分した部隊を編成した。 |
| 不正解です。
(解説)
例えば、A地区にある病院には「A地区担当」の部隊と、「病院担当」の部隊がダブることになります。従ってこの場合は｢もれなし、ダブりあり」でMECEではありません。 |
| C.小規模ながらフルラインの品揃えを提供する本屋を駅前で始めようと思っている。本のカテゴリーを趣味コーナー、児童コーナー、旅行コーナー、スポーツコーナー、アダルトコーナー、音楽コーナー、文学コーナー、ファッションコーナー、漫画コーナー、教育コーナー、料理コーナー、の11つに分類した。 |
| 不正解です。
(解説)
このケースは｢もれあり、ダブりあり｣です。｢もれ｣に関しては、受験コーナーや受験コーナーがないこと。｢ダブり｣に関しては｢趣味コーナー」と「料理コーナー｣がダブっています。 |
| D.顧客の視点に立って物事を考えるために、あなたは顧客の一連のプロセスで顧客の行動を捉えました。そのプロセスは、「店舗の近くを通行する→店舗に注目する→店舗に入る→店舗の中を巡回する→立ち止まって商品を見る→商品を選択する→レジで商品を支払う→帰る」というプロセスというものでした。 |
| 正解です。
(解説)
このケースは確かにMECEであるといえます。この場合のように、何か一連の流れに従って、おのおのの流れの拠点で、どういうことが考えられるかとか、先にカテゴリをMECEによって決め、それを具体化していくという手法はMECEを達成するための有効なツールであるといえます。 |
| E.ある物事の分析を、状況を５W1Hの観点から捕らえることによって行った。Who,What,Why,Where,Which,Howがそれにあたる。 |
不正解です。
（解説)
５W1Hというのはよく言われますが、これに従ったところでMECEにはなりません。例えば、WHATを考える場合でも、「何を｣という切り口と「何に」という無数の切り口があります。これらを全て網羅しなければ｢もれ｣が残ります。 |
