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Q50
自社のSWOT分析を行いました。誤りのある記述を一つ選んでください。
A.「商品において競合と差別化を図れている。」というのは強みである。
B.「商品において競合と差別化を図れていない」というのは弱みである。
C.「今、景気がどんどん上がってきている」というのは機会である。
D.「今、景気がどんどん下がってきている」というのは脅威である。
E.「自社の商圏の人口が増えつつある」というのは機会である。
【回答】
A.「商品において競合と差別化を図れている。」というのは強みである。
不正解です。

(解説)
SWOTは外部要因と内部要因に分かれます。その中で、「外部要因」というのは「顧客分析」と「競合分析」、「内部要因」というのは「自社分析」より導出されます。

B.「商品において競合と差別化を図れていない」というのは弱みである。
正解です。

(解説)
SWOTは外部要因と内部要因に分かれます。その中で、「外部要因」というのは「顧客分析」と「競合分析」、「内部要因」というのは「自社分析」より導出されます。「差別化が図れていない」というのは一見すると「自社分析」に見えて、この文章も正解のように思えますが、「差別化が図れていない」はそのまま、「競合がいる」ということなので、外部要因、つまり、これは弱みではなく脅威なのです。

C.「今、景気がどんどん上がってきている」というのは機会である。
不正解です。

(解説)
SWOTは外部要因と内部要因に分かれます。その中で、「外部要因」というのは「顧客分析」と「競合分析」、「内部要因」というのは「自社分析」より導出されます。「景気」に関する判断は、どちらかという顧客の消費動向に関係しますので「顧客分析」(市場分析)に近いといえます。従って、これは機会で正しいことが分かります。

D.「今、景気がどんどん下がってきている」というのは脅威である。
不正解です。

(解説)
SWOTは外部要因と内部要因に分かれます。その中で、「外部要因」というのは「顧客分析」と「競合分析」、「内部要因」というのは「自社分析」より導出されます。「景気」に関する判断は、どちらかという顧客の消費動向に関係しますので「顧客分析」(市場分析)に近いといえます。従って、これは脅威で正しいことが分かります。

E.「自社の商圏の人口が増えつつある」というのは機会である。
不正解です。

(解説)
SWOTは外部要因と内部要因に分かれます。その中で、「外部要因」というのは「顧客分析」と「競合分析」、「内部要因」というのは「自社分析」より導出されます。これは「顧客分析」のメリットですので、機会と見て間違いないでしょう。
   

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