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Q52
次の5つの投資プランのうち投資を実行するべきでないものをひとつ選んでください。
A.利率が10%であり、1年後に得られるリターンが170万円の保証があるプロジェクトに150万円を投資する。
B.NPVキャッシュフローの現在価値が500万円のプロジェクトに450万円を投資する。
C.金利が3%、内部収益率が1%の1年間のプロジェクトに100万円を投資する。
D.翌日に50%の確率で1000万円になり、50%の確率で200万円になるプロジェクトに500万円を投資する。
E.目標期間が10年であるときに、正味現在価値がプラスに転じるのが5年目だと分かっているプロジェクトに投資する。
【回答】
A.利率が10%であり、1年後に得られるリターンが170万円の保証があるプロジェクトに150万円を投資する。
不正解です。

(解説)
このプロジェクトには投資をするべきです。利率が10%で、現在の150万円は一年後の価値になおすと165万円であり、従って、170万円のリターンが保証されているプロジェクトには投資をするべきです。

B.NPVキャッシュフローの現在価値が500万円のプロジェクトに450万円を投資する。
不正解です。

(解説)
このプロジェクトには投資を実行するべきです。450万円で、現在価値が500万円のプロジェクトに投資ができれば、現在価値に直して50万円の利益を得ることができます。

C.金利が3%、内部収益率が1%の1年間のプロジェクトに100万円を投資する。
正解です。

(解説)
このプロジェクトには投資するべきではありません。内部収益率が1%でも、金利が3%だとしたら、銀行に預けるほうが確実に大きなリターンを得ることができます。

D.翌日に50%の確率で1000万円になり、50%の確率で200万円になるプロジェクトに500万円を投資する。
不正解です。

(解説)
このプロジェクトには投資をするべきです。50%で、1000万円になり、50%で200万円になるということは、平均利得が600万円なので、100万円の利得が期待できるからです。

E.目標期間が10年であるときに、正味現在価値がプラスに転じるのが5年目だと分かっているプロジェクトに投資する。
不正解です。

(解説)
このプロジェクトには投資をするべきです。目標回収期間より、NPVが正になる期間が短いということは、目標回収期間以内に目標を達成できるということなので、ぜひとも投資するべきでしょう。
   

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