日経Biz GTF

日経BizGTF

MBA流キャリアマネジメント塾
MBAドリル
eラーニング「通勤大学MBA実践講座」
Q8
株式会社制度に関する次の5つの文章のうち明らかに誤りのある文章をひとつ選んでください。
A.株式会社というのは株式を発行しているすべての会社のことをいい、例外はひとつもない。
B.株主から経営を依頼されたという意味で、経営陣のことを代理人という。
C.株式会社の重要な取り決めを決定する最高意思決定機関は取締役会である。
D.アカウンティングというのは、「経営陣が株主に対して会社が儲かっているか説明すること」である。
E.株主になった翌日に株主を辞めることは可能である。
【回答】
A.株式会社というのは株式を発行しているすべての会社のことをいい、例外はひとつもない。
不正解です。

(解説)
例外なく、株式を発行している企業は全て株式会社です。

B.株主から経営を依頼されたという意味で、経営陣のことを代理人という。
不正解です。

(解説)
株式会社のシステムというのは株主が経営陣に自分の資本を増やしてほしいと依頼している形をとっています。その点で、経営陣のことを代理人という場合もあります。

C.株式会社の重要な取り決めを決定する最高意思決定機関は取締役会である。
正解です。

(解説)
株式会社の最高意思決定機関は取締役会でなく、株主総会です。経営陣はあくまで株主の代理人なのです。

D.アカウンティングというのは、「経営陣が株主に対して会社が儲かっているか説明すること」である。
不正解です。

(解説)
accountingというのは和訳すると「説明」という意味です。株式会社で「説明」というと、株主に「会社が儲かっているのかを説明すること」に当たります。これは基本概念です。決してaccountingは「財務」とか言う意味ではありませんので、注意しましょう。

E.株主になった翌日に株主を辞めることは可能である。
不正解です。

(解説)
株の売買は自由とされています。売買に期間のような取り決めはありません。従って、今日買った株を明日に売るのは事実上可能です。
   

Copyright 2004 Nikkei Human Resources, Inc., all rights reserved.
Global Taskforce K.K., all rights reserved.
日経Bizキャリア グローバルタスクフォース 日経BizGTF